差別化というけれども・・・

急に気温が下がり、おまけに今朝は雨です。
こんな天候の日、早朝勉強会はつらいですね。
にもかかわらず、来ていただいた受講者の皆様には頭が下がる思いです。
がんばります!

さて、今日のテーマは差別化戦略です。
差別化とは他人と違うことをやる!
他人が扱っていない商品を見つける!
特別な販売ルートを探す!

などと考えてしまいがちですが

まずは強者からの二乗作用を受けないことを考えます。

今、仮に強い競争相手の経営力が1、自社が0.5とした場合、強い競争相手から直接二乗作用を受けると1:0.5が1:0.25の力関係となります。

そうです、自社の経営パワーは半分の効果しか生み出せないことになります。

これを避け、弱者は弱者なりに、0.5は0.5の力を出せる状況を作ることを差別化戦略といいます。

自宅の近くに、ラーメン屋が約50メートルおきに3軒並んでいますが、どういうわけか?まんなかの店だけ、流行りません。

両端は京都では有名ラーメン店のチェーン店です。

思うにブランド力と店舗面積(まんなかの店は狭いのです。)のふたつの要因で二乗作用を受けているように思います。
差別化とは、そもそも弱者はこのような所へ出店しないことです。

差別化といえば、いわゆるニッチを思い出します。隙間商品、隙間産業です。
市場規模は3億円以下と聞いたことがあります。
売上高は小さいけれども、市場占有率が超高く、利益が安定して出せる。そんな商品がすぐに見つかればいいですね・・・

しかし、現実はそんなに甘くないようです。

私が知っている差別化戦略をしている会社も、確かに業績は安定しており毎期、同業者の平均以上の利益を出されているようです。

しかし、それらの会社の共通点は「隙間商品」を持っているのではなく、誰でもが思いつくが大企業はともかく、同業者もやりたがらないような、しんどい、手間のかかるようなことをされているところです。(残念ながら、具体的には書けません・・・)

案外身近なところに、差別化のヒントはあるようです。

よく、最近はどの業界の景気がいいですか?という質問を受けますが、そういうのはありません。
同じ業種でも景気のいい会社とそうでない会社があります。

景気のいい会社にはそうなるだけの理由があるのです。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 10:58 AM  Comments (0)

経営の秋

何回かご紹介しているとおり、ランチェスター法則はたった2つの計算式から成り立っています。

それをベースにした竹田ビジネスモデルも「当たり前のこと」と感じるものがたくさんあります。

しかし、そう思って侮ってはいけません。当たり前と思うことと、実践できるかは別次元の問題です。

日常、世間を見ていても当たり前のことができていません。不法駐輪、歩行者の信号無視、路上への吸い殻ポイ捨て。他にもたくさんあります。

経営においても、案外当たり前のことができないんですよね・・・

また、当たり前のことと思っていても、学習を重ねることで、その奥にあることが見えて来ます。

今まではつながりがなかった事象が、ある時、他のものとつながり違うメッセージを送ってくることがあります。

これが自分の潜在意識に沈殿した瞬間なのでしょうか?

竹田ビジネスモデルにあるのは、不変の大原則です。

一時の流行でなく今後、何十年、何百年と語り継がれ、その時に学ぶ者の心境や時代背景で解釈に変化が生じ、新たな発見をさせてくれるでしょう。

さて、1年後、どのように解釈し、戦略実力はどの程度となっているでしょうか?

「もっと戦略実力を高めたい!」というご要望と、自分でも「こんなことをやってみたいな!」と思うことを形にしたら、10月は、次のように結構な数の研究会を開くことになっていました。

こりゃ、時間戦略を徹底しなければ・・・・

ランチェスタービジネス京都 10月の催し
<その1>
10月4日(木)18:00〜20:00 京都アランヴェールホテル 
第3回 京都LBクラブ 例会
ランチェスター法則に興味ある方なら、どなたでも参加いただける経営者の交流会です。
http://moukaru-shikumi.com/lb-club/index.htm

<その2>
10月6日(土)14:00〜16:00 京都市内の会場
2時間セミナー「弱者はこれを考えよ!自社の8ファクター 8アクション」
お気軽に参加いただける2時間セミナーです。
ランチェスター法則のエントリーに最適だと思います。
http://moukaru-shikumi.com/seminar_info2.htm

<その3>
10月6日(土)18:00〜20:00 弊社
「社長塾」原則編4回コース 
(あとの日程は13日、20日、27日。時間は同じです)
11月は11月3日(土)に1日コースもあります。
http://moukaru-shikumi.com/syachojuku/index.htm

<その4>
10月10日(水)19:00〜21:00 弊社(以後2週間おきに5回あります)
「10週間★経営改善プログラム」
6回の講座とその間のワーク、実行で会社を生まれ変わらせましょう。
http://moukaru-shikumi.com/10week/index.htm

<その5>
毎週日曜日 朝7:00〜9:00
早朝勉強会
1年間にわたって、ランチェスター法則にもとづいた経営戦略全般について学びます。
いつからでも参加可能です。
http://moukaru-shikumi.com/socho/

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 9:37 AM  Comments (0)

経済と道徳を考えたひととき。

昨日は、ほぼ2ヶ月に1度開催されている「日本道経会 京滋互敬塾」という会へ参加してきました。

漢字が多くて、何やら古臭くて、難しそうな名称ですね。しかし、実際には多くの若手経営者が集い、学び、楽しく交流しています。

この互敬塾の入塾案内のパンフレットには、日本道経会について次のように書かれています。

日本道経会は「道徳と経済は一体である」とする理念のもとに、「品性資本」が企業の創造的、永続的な生命力を強化する最も重要な資本と位置づけ、自分、相手、第三者に公正な利益をもたらす「三方よし」の経営を通じて、健全な経済社会の発展に貢献することを目的に活動を展開しています。

ランチェスター流に言うといわゆる質の部分にかなり重心を置いておられるようです。

「東洋思想のひとつの美点は、経済と道徳を分けない考え方にあります。富は常に得の結果であり、両者は木と実の相互の関係と同じであるとみます。木によく肥料をほどこすならば、労せずして確実に結果は残ります。」と内村鑑三の文章にあります。

二宮尊徳の言葉としてよく引用されるものに
「道徳を忘れた経済は犯罪だが、経済を忘れた道徳は寝言である」があります。

このように、日本では元々道徳と経済を常に一体と考える思想がありました。
近江商人は戦略的にも優れていましたが、道経一体の実践者でもありました。

日本道経会はモラロジーの創健者・廣池千九郎の「道経一体思想」を基礎としています。
氏は、経営においては「自然の法則」に従うことを説かれていたようです。

自然の法則に従う経営とは、簡単に言うと無理をしない経営。

実際には多くの経営者が、欲望により無理をする傾向にあるようです。欲望を抑える手だてとしての哲学的な理念や思想を持っていないと永遠に心が満たされず、欲望は限りなく肥大化するようです。

現在、商売はアメリカ流の考え方や、やり方に席捲されています。
セミナーや書物も損得や成功について書かれているものが目につきます。

しかし日本には素晴らしい思想と実践がありました。
そこから学ぶべきことは多いと感じます。

2ヶ月に1度、この会に参加して、いつも内容は少し難しいなと感じますが、経営に関しては「質」を学べる、そして、人間として「道徳」を学べる、今どき貴重な存在であります。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 8:20 AM  Comments (0)

規則集に魂を!

随分前に「顧客起点の業務規則集」を作りました。

経営に欠かすことのできないお客対応についての規則集です。

清掃、電話対応、来客対応、お礼状、質問対応ほか、お客と接するところのルール、マナーをまとめたもので、これに基づいて全員が行動することになっています。

先日、これを見直す会議をしました。

顧客起点の業務規則集が徹底して実行できていなかったのです・・・

もう一度見直し、完成後はこの規則集に基づいてお客対応をしていくことにし、修正すべき点を次回までに考えておくことになりました。

その見直しのための参考書というか、チェックリストのつもりで、竹田先生の教材顧客戦略を見てみますと「へぇ〜」とか「ほぉ〜」思うことがたくさんあります。

まず、職場の清掃に力を入れる。
お客はきれいな所や片付いている所を好む。好感をもたれる。特に女性の観察力は鋭いとあります。納得です。

単に仕事としてでなく、また当然「道」としての掃除でもなく、お客起点の清掃というものについて、もう一度考えてみましょう・・・

次に笑顔を大事にする。
笑顔は、他人の心をリラックスさせ、親しくなるために欠かすことのできない触媒とあります。これも納得。

大衆や女性が対象のビジネスでは清掃と笑顔をワンセットに実行すると評判がよくなるはずです。そしてコストは1円もかかりません。

電話の取り方で、「込み合うときは用件を聞かずにすぐ担当者に回す」とあります。
通勤にラッシュがあるように、電話にもラッシュがあるそうです。

そういえば、弊社も月曜日の朝はよく電話が鳴ります。金曜日は比較的少ないです。また、週明けにしようと思われるのでしょうか?

なんとなくそんあことを感じていましたが、そのための対策が必要とは思っていませんでした。

電話が込み合う朝の時間帯に平常と同じペースではだめだそうです。お客をイライラさせるので、通常のように用件等は聞かずに、すぐに担当者に回すこととあります。

新人には電話はとらせないともあります。
電話になれさせるために、と新入社員に電話を取らせる会社がありますが、これはやめなければならないそうです。お客についてまだ知らないからトンチンカンな返事をすることが多く、印象を悪くさせるからだそうです。

他にも細かく参考になることがたくさんあります。本当に細かい・・・
細かい事ですが、いかに徹底してやるか!弱者にとっては大事ですね。

強いものが1つもないという弱者は、まずは顧客対策で差別化をはかるのが最善の方法です。

ぜひ一度、ランチェスター経営の顧客戦略を学ばれることをお勧めします。

お客と人間関係を良くすることと資本力とは一切関係ありません。
お客中心の心構えで、競争相手の30%ばかり上をめざしましょう。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 8:19 AM  Comments (2)

結構影響あるようです!

ここ数ヶ月間に、複数のお客様から同じような話を聞きます。
「建築が止まっており、仕事に影響している」という内容です。

8月31日に、国土交通省から7月の新設住宅着工数が前年同月比で23%減少したと発表されました。

あわてて駆け込み申請されたものが多いとの憶測もあり、実際にはもっと減少していると言われています。

減少の原因は、ご存知の通り改正建築基準法の施行にあります。

もともとは耐震偽造をなくす目的で改正された建築基準法ですが、改正法の下で審査がどのように行われるか見当がつかない状況だったようです。

つまり、審査確認業務について行政側からの周知不足、情報不足が大きな原因で、動きが取れなかったようです。

確認遅れや着工遅れなどで施主、工務店、設計事務所等には直接のマイナス影響が出ているようですし、当然ながら関連する建材、材木屋や運搬にかかわる運送業にも影響が出ているようです。この他にも間接的に広く影響はあるでしょうね。

今回の状況を垣間見て、小さな会社はこれを今後どのように生かすべきか?考えました。

ひとつは、社会全体の動きには注意しておく必要がある(特に法律関係)ということです。

マスコミは法案成立前には大きく取り上げ、これにより国民の認識も高まりますが、法案成立後はニュース性が乏しくなり忘れられていく傾向にあります。

しかし、法案が成立したものは、必ず実行されます。
これは間違いありません。

「5年前の新聞を読んでいる。当時の決まったことが現在行われている。世の中の流れが良く見える」という話を聞きました。よい方法だと思います。

ふたつめは、法律改正、政策転換、景気悪化など、緊急事態に備えて自己資本を充実させ、そして不測の事態に備えて軽装備に努め動きやすくすることです。

日経アーキテクチャが行ったアンケートによれば、法施行前から対策をとっていた会社が30.4%。法施行に合わせて対策を実施した会社が19.9%
他の50%超の会社が対策はこれからの実施になるようです。

情報収集、準備の差が現れているように思います。
やはり、情報収集能力を高め、早く動くことが弱者には求められます。

最後に1位づくり。
経営のどこかに強いものを作っている会社は、少々の環境変化はものともしません。

他にもあるでしょうが、経営では日ごろからあらゆる状況を想定して、備えておく心構えが必要だと感じました。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 7:40 AM  Comments (0)