あってよかった

ある経営者との会話です。

来年は資金繰りの年になりそう。内部留保を使い、固定費を削減し、資金調達しながら、新しい取引先を増やす。そんな感じかな・・・

精神的な優先順位が資金繰りに行かざるを得ないという感想です。

経営ではそういう時期もあります。

来年は厳しい経営環境となると予想されていますが、一方で、自己資本重視の経営をしてきてよかった、内部留保があってよかった・・・と思われているようです。

中小企業の一人当たり自己資本額は全業種平均で504万円。そんなにあるの?と思ってしまいます。

私の感覚では、従業員30人以下でこの平均値をクリアしている会社はせいぜい2割程度のように思います。

ここにも80:20の法則が生きているのでしょうか?

自己資本は毎期の純利益の積み重ねです。全業種平均で一人あたり純利益額約30万円強と決して大きいとは言えない金額の累積ですので、簡単には増えません。

1回や2回がまぐれがあったって、そうは簡単に増えません。

毎年毎年コツコツとお客づくりに専念し、利益を上げ、自己資本を貯めていく。経営者の経営に対する姿勢が作り上げるものと言えるでしょう。

たまに、自己資本額の話をさせていただいても、自己資本とは一体何なのか?ご存知ない経営者もおられます。

このような方は経営をどのように考えておられるのでしょうか?

ところで、自己資本が増えたからと言ってそれはすぐにお金が増えるものではありません。

竹田先生によると一人当たりの自己資本額が1,000万円を超えてくると、お金として残り、様々な効果が出てくると仰っています。

一人あたり自己資本額が1,000万円・・・簡単に達成できるものではないですよね。

確かに、複数の経営者から、利益をまじめに計上し、自己資本額を積み重ねてきたことで経営のステージが変わったという話を聞きます。

結局社会的な評価はここに集約されているのですね。

今までとは規模が違う会社と取引できるようになった。銀行の対応が変わってきた。取引先を紹介してもらえるようになった。

これも自己資本効果です。

当然、将来のための投資や、万が一の場合の保険としての機能もあります。

竹田先生は、企業も人と同じで年をとる。企業にも老後はあるのです。そのときに自己資本という貯金は役に立つのです。

最近も同じようはことを、このブログに書かせていただいたような気がします。同じ話を何回も書いているのは、経営には特別な方法はなく、やはり基本が大事ということではないでしょうか!?

自己資本重視の経営も基本ですよね。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 8:22 AM  Comments (0)