お世話になりました。

学研の「科学」「学習」が休刊するそうです。

私が生まれる前から刊行され、長寿を誇っていたのですが、とうとうライフサイクルの終わりが来たようです。

私も含め、多くの友人は「科学」の方が好きでした。

「学習」の好きな人は頭のいい人だったですね。今になって「学習」を購読しておけばよかったと思います。(笑)

何十年も前のことなので、うろ覚えですが、今考えれば、学研はすごい戦略を取っていたような気がします。

当時の小学生向けの本と言えば、「少年ジャンプ」に代表されるマンガ雑誌や「小学○年生」などの付録付き雑誌。

マンガ雑誌は娯楽性が高く「科学」「学習」は学習性が高い。その中間が「小学○年生」だったような気がします。

それぞれが棲み分けをしていたのですね。もっともマンガ雑誌は複数誌発行されていたので競争は激しかったと思います。

一方で「科学」「学習」のポジションは競合なし。

どちらも付録付きということで、「小学○年生」と「科学」「学習」は競合する気もしますが、もともとポジションが違うのと営業ルートの差別化で競合はなかったと思います。

「小学○年生」は書店ルート、「科学」「学習」はいわゆる直販ルート。

「科学」「学習」の購読を申し込んだ時のことはよく覚えています。

校門に何やら人だかり。行ってみると楽しそうな実験が行われています。この実験は科学の付録を使って行われていました。

これは、実演販売ですね。

当然ですが、私は「科学」の付録教材に強い興味を持ちました。

そこで、案内のチラシや申込書を貰って、それを持って帰って「これが読みたい!!」と親に言いました。

マンガなら絶対反対する親ですが、「学校から貰ってきた案内」ということで一応話は聞いてくれます。

勉強に役立つのか?値段は?など色々考えたかもしれませんが、案外簡単に承諾してくれました。

先ほど、競合はない、と書きましたが、唯一あるとすれば、家計での優先順位。限られた予算で子供にどの本を買ってやるか!?

この点で学校が薦めているように見える「科学」「学習」は圧倒的な強さをみせたことでしょう。

ところで、学校内で斡旋販売されていたようですが、今から考えるとあんな販売方法がよく成り立ったなと思います。

教育委員会やPTA、そしてライバルがよく黙っていましたね。

見込み客のところで直接&独占販売。

毎年、卒業する生徒はいるが、新入生も入ってきます。急に市場が小さくなることはありません。

おまけに、定期購読だったのか?それとも予約販売だったのでしょうか?よくわかりませんが、毎月購読していました。リピートですね。

そのせいか最盛期は670万部も発行されていたらしいです。

最近は少子化傾向もあり発行部数も大幅に減少した。また子供の価値観も多様化してきたと書かれています。

今思えば、雑誌の内容なんてひとつも覚えていません。それよりも興味があったのは付録の日光写真、風向風力計、ラジオ。

よく考えると、あれは当時の子供にとって、DSのようなものだったような気がします。

競合はDSなどのゲーム。そう考えると休刊やむなしですね。

PS
かろうじて残っている記憶をもとに描いておりますので、かなりいい加減な部分もあると思います。ご了承ください。

Filed under: 未分類 — ランチェスター儲かる仕組み作り コンサルタント 谷口薫 8:58 AM  Comments (0)